退去をスムーズに進めるために

退去をスムーズに進めるために、解約や荷造りをスケジュール化しておきましょう

部屋が決まったらすることについて書き始めて今回は退去をスムーズに進めるために…
部屋を借りるのクライマックスですが、また次の部屋を借りる方には「部屋を決める前にする事」に続いていきます。
毎回部屋を借りる、退去するは同じようなことの繰り返しですが、時々読み直してみると忘れていることもいくつかあるので便利です。
前項までに書きましたが、退去が決まったら立ち会い依頼やライフラインの解約手続き…
郵便の移転手続き、ネットの解約又は移転等々さまざまな事をしなくてはいけません。
一度A4程度の用紙に退去日から逆算してやっておく事を書いておくか、PCやタブレットで退去日までの計画を作成しておくと便利です。その内容は退去日から始まって逆にいつまでに何をしたらよいのか?ということはもちろんですが、契約書等を再度確認して原状回復等でトラブルにならない様にするのも必要です。

01

退去の下準備

退去日を決める前に引っ越し業者を使うのでしたら早めの見積もりを最低2社は取ってみましょう。
繁忙月や土曜・日曜日でなければ意外と交渉で金額も変わります
また、不動産会社(管理会社)に紹介してもらうのも手です。
不動産会社は引っ越し業者にとってはお得意様です。
不動産会社からの紹介の場合は最初から割引してくれるのがほとんどです。
退去日が動かせない場合は別として引っ越し業者の空いている日に退去するというのが少しでも金額を交渉するのに有利になります。
引っ越し業者と退去日が決まれば管理会社に「退去手続き」をしましょう。 口頭でいい場合もありますが
文章で伝えた方が間違いがありませんので殆どの場合は文章で解約通知をするのが多いです。
あとは前項でご紹介したようなライフラインの解約、インターネット、新聞の解約等々…
以前は郵便以外の宅配業者は転送してくれないことが多かったのですが最近では各業者ともに届出を出せば転送してくれます。
詳しくはそれぞれの会社のホームページをチェックするか直接電話で聞いてみましょう。

02

引っ越し前日から当日

引越前日までにはある程度の荷物をまとめたり不用品を処分したりとけっこうバタバタする事は多いですよね。
自分が引っ越してきたときと同じで引越で迷惑を掛けそうな方には事前に声をかけておくとトラブルになりにくいです。
特に今まで同じ建物に住んでいて何度か顔を見ているような場合もあるので挨拶だけでもしておくと安心です。
引越は多い時期と少ない時期があります。
一番多いので年度末の月末…つまり3月末です。
そんな時は何組かの引越が重なることもあるので、前日までに管理会社に引越は自分だけなのかそれとも、他の部屋も引っ越しがあるのかを事前に問い合わせておきましょう小さな集合住宅や道幅が狭く、車が止めにくい場所にある建物の場合引っ越し業者が重なって中々荷物の搬出が出来ないという事もあります。
引越には大変な労力を使いますから自分の事で手いっぱいになりがちですが、特に引っ越しシーズンの場合は確認しておく事をお勧めします。

03

最終確認

引っ越し荷物が全て片付き後は管理会社の立ち合いのみとなった時に多いのが、大量のゴミが出てしまったという場合です。基本的にはゴミはすべて次の引っ越し先で処分する方が良いと思います。新しい部屋に持っていきたくないのは誰でも一緒ですが、ごみを残していくと処分費を支払わないといけない場合ありますからそれだったら持って行った先で分別して処分した方が良いと思います。
建物自体にゴミの収集場所がある場合は、事前に管理会社に「当日いくつかのゴミが出るのでゴミ収集場所に置いて行かせてほしい」と頼むと了承してくれる場合もありますから確かめてみましょう。
粗大ごみがある場合は事前に引き取りの準備をしておきましょう。
引越当日までに間に合わず結局持っていく事になるケースも時々見受けられます。

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管理会社の立ち合い

最後の確認は管理会社の立ち会いです。
「鍵を受け取ったらやっておく事」の中でも書きましたが、入居時以前からあった傷や不具合を写真に撮ったり不動産会社に確認してもらっていればほとんどトラブルは無く退去になると思います。

もしも、入居時のチェックを怠っていた場合は壁のシミ…
床の傷…設置物のへこみ等チェックされるかもしれませんので注意しましょう。
そんな指摘があった場合はキチンと説明して誠意をもって話してみましょう退去時によく出てくる言葉で「最初からあった傷、最初から壊れていた」というのは管理会社はいつも聞いてきています。
その為、信用してくれない場合もあるので感情的にならず、誠意をもって話すのが一番ですが、入居時の確認を怠ったこともあるので請求される場合もあります。

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敷金返金や修繕費について

最近では「敷金無し」という物件が増えてきていますから返金されるお金がない場合もあります。
しかしフアミリータイプや分譲タイプなどはまだ、敷金2ヵ月、3ヶ月等の物件も多いので自分の過失で引かれる金額や、清掃費(物件・会社・地域によって違います)等を差し引いて敷金は返金されます。
この場合、地域慣習や会社によってその場で返金する場合もありますし返金に1ヶ月程度かかる場合もありますから事前に確認をしておきましょう。
また、敷金無物件や敷金では修理や清掃費が不足する場合は当然支払いの義務が生じます。 
退去してしまえば支払わないという方もたまにいらっしゃいますが、最近は家賃保証の会社が契約時に間に入る場合も多く、その場合は保証会社が代わりに支払いをしてその後退去者に請求をする場合もあります。
金額によっては法的な処置に発展する場合もありますが、それよりも家賃保証会社からトラブル有りとされた場合、部屋を借りる時、審査に通らないという事にもなりますので注意しましょう。
もちろん、通常の生活でトラブルなく過ごされるほとんどの方は退去もスムーズですので大丈夫だと思います。