5月18日より電子契約が始まりますが…

５月18日より不動産の賃貸・売買の契約・重要事項説明など電子契約が出来るようになります。
電子契約とは電子文章に電子署名等を用いて、締結することができる契約の事なのですが
紙媒体でやり取り、直接対面でのやり取りを簡素化出来てメリットがとても多く感じられるのですが、
電子契約では、紙ではなくPDFファイルなどの電子データで契約書を作成します。
第三者に改ざんされていないことを証明するため、押印の代わりに「電子署名」を用います。
但しすべて簡素化というわけではなく重要事項の説明はIT重説としてテレビ会議などのITツールを活用した非対面で行う重要事項説明が必要となってきます。
便利そうに見えますが、不動産会社に環境が整っていても契約者がネットに不慣れな場合や環境が整っていなければできません。
また、売主や貸主側にも同じことが言えます。
弊社でも準備は進んでいますが、スムーズな契約が双方で行われるのはまだ少し時間がかかることでしょう。
さらに紙媒体の契約の場合不動産会社は書面などかぎのかかる場所に保管が必要でしたが今後は安全なクラウドやサーバーに保存しなくてはいけないですし
セキュリティ対策も必要になってきます。
では大手やお金に余裕のある不動産会社が有利かといえば絶対とは言えません。
ひとつには、先に書いたように賃貸ならば借り手と貸し手・売買なら買い手と売り手も電子契約ができる環境が必要となってきますし
セキュリティにはお金が掛けられたとしても人の出入りが激しいフランチャイズや大手では社内のセキュリティの対策も万全にしなくてはいけないという点があげられます。
それを考えるとまだ越えなければいけないハードルは多いように感じますね。
弊社では賃貸は6月より環境の整ったお客様から進めていく予定ですがおそらくはお客様よりオーナー様の方が理解度は進んでいない点をどうにかしなければいけませんね。