「少子化なのに学生専用マンション? 大手参入三つの狙い」
19日付の朝日新聞電子版にこんな記事が…
「少子化なのに学生専用マンション? 大手参入三つの狙い」…
記事をそのまま掲載するわけにはいかないので要点だけ書かせていただきますが、
ちょっとおしゃれな「学生専用」の賃貸マンションが次々と出来ている。 その中にはシェアハウスのような共有スペースで交流を楽しめるようなものも…
少子化と言われる今何故?? 建設が相次いでいるのかとというものです。
…少子化でも大学進学率の上昇で学生数は横ばいが続いていることや外国人留学生も増えると見込んで「学生マンション市場は魅力あるマーケット」(東急不動産)という事らしい…
通常は駅から遠く立地の悪い場所にはマンションやアパートなどは建てないものだけれど大学があれば別。大学の傍なら必ず需要はあるというもので「事業チャンスを増やせる」(伊藤忠都市開発)などと掲載されていました。
では実際はどうなのでしょうか? 確かに学生数が増えていて部屋数が足らないというなら別ですが、部屋の数は足りているところに新たに新築物件をどんどん建てることが果たしてプラスになるのでしょうか? もちろん設備の充実した新築物件は一定の入居は見込めますが、その分周辺の賃貸物件は入居率が下がっていって経営が出来なくなる大家さんも増えてきます。
また、岡山では現実的に大学が移転した。あるいは無くなったなどで周辺の賃貸物件は入居率が5割を切る物件ばかりという事になった場所もあります。
新築は確かに必要だと思いますが、つくるならきちんと良いものを適正な戸数建ててせっかくリフォームやリノベーションという言葉も定着してきたこの頃…あたらしければよいというものならバブル期の末期と同じでその後、オーナーも苦労する建物になってしまいかねません。
そうならないように計画性のあるものが増えるといいですね。