賃貸は意識改革で入居率がアップするというお話…

賃貸は意識改革で入居率がアップするというお話…

一昨日、来店されたお客様のご要望で弊社管理物件ではない建物を見に行きました。 部屋の造りは悪くはない…家賃は安め…でも欠点が色々
ファミリータイプの物件で築27年 設備は今の物件に比べるとずいぶん見劣りするようになってきました。 しかし、南向きで陽当たりも良く立地も悪くない。駐車スペースは2台確保できて家賃は近隣物件と比べてリーズナブル。
でも、部屋に入ると同時にいくつか気になる点が…その気になる部分は内見されていた方も気が付いていてやはり…と思う内容
まずは、壁紙…4面のうち3面が違う壁紙でもう1面は薄汚れて落書きらしきものを消した名残が…
次にエアコンが清掃されていない…
そして3LDKなのにテレビのアンテナジャックが1か所のみ!!  確かに築27年の物件ですが、今までなるべく直さずにそしてどうしても直さないといけない個所はその部分だけ修理をしてきたのだろうなという感じがしました。
27年前と言えばバブルに近い頃…賃貸を建てれば家賃は下がらない、逆に毎年上がっていくなんてシミュレーションを普通に考えていた頃です。
そんな時代に建てた建物 家賃が上がるどころか下がる一方…修理すればお金がかかるということで修理を先延ばしにするという傾向が今でもずいぶん残っています。
そして、手直しをしない物件は入居率が下がるので家賃を下げるしかない。そしてまたリフォームをしないという悪循環に…
大家さんに聞くと、「壁紙はきれいだと思う」「エアコンは気になるなら掃除をするがまだ2年しかたっていないので問題ないはず」「テレビは延長コードで他の部屋に引っ張ればいいでしょう」…おぃおぃと言いたくなる回答!!
でも、こんな大家さん結構多いのです。
弊社のブログを読んでくださる方の中にもたまにアドバイスをしてほしいと言われたり、入居斡旋をしてほしいという連絡が来ますから読んでいただいていいる方もおられるでしょう。
例えば‥自動車は購入して最初の車検・2度目の車検・3度目の車検と長く乗れば乗るほど下取り費用が下がったり修理費がより多くかかったりします。
それと同じで賃貸物件も古くなれば新しい要素を取り入れる設備を投下したり、外観塗装や壁紙、床材の張替などしていかなくてはなりません。
まだ使えるものは多いのは当たり前ですが、まだ使える時に小さな投資を少しずつしていくことで大きな投資を少なくしていくことも方法の一つです。
まれな例ですが、中にはその賃貸物件の家賃を安くしなくても、設備投資をしなくても入居率がずっと良い物件に育てる方法だってあります。

20年前は不動産会社を1件ずつ回って部屋探しをしていた人が、賃貸物件を探す雑誌になって…その後パソコンの普及…現在はスマホなどの携帯やタブレットで物件探しをするようになってきました。 お客様の探し方が変わってきたことに合わせて募集の仕方や賃貸物件の見せ方を変えていけば物件探しの人により多く情報発信をすることも出来ます。
以前なら、自分の持ち物件を100人の人にしか知ってもらえなかったのに現在では10000人の人に知っていただくことも可能になって来たということです。
設備投資や修繕の話は賃貸物件につきものですが、その物件を探している方にどうやってうまく見せるようにできるかも設備投資や修繕・リノベーションと同じくらい大切な方法だと思います。
岡山の不動産会社…特に賃貸を多く扱う不動産会社のホームページを見るとそのほとんどがミニポータルサイトのように出来るだけたくさんの物件を一生懸命並べ続けるといったものが多くあります。
そんなやり方はスーモやアットホームのようなポータルサイトに任せて、数は少なくてもこの地域ならここの会社のページを見れば必ずいい部屋が見つかると言う風にしていくことが大切だと思います。

弊社もそんな会社の一つになりたいと考えています。
「賃貸は意識改革で入居率がアップする」というテーマから…先ほどのお客様と見に行った賃貸物件は弊社のホームページには掲載していません。
理由は大家さんがお金をかけないという方針でそれを譲って下さらないので弊社でもお客様にご紹介しにくいと思うからです。
賃貸物件を扱う不動産会社だけが意識改革を行っても仕方ない、本当は大家さんが意識改革をすることで入居率は必ずアップするはずです。
但し、入居率アップのための本もたくさん出ていますが、どこでも通用する万能な方法はありません。 まずは自分の物件をきちんと見て何が足りない・何が優れているを見分けることから始めてはどうでしょうか??

株式会社タキタ産業

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